Vol.37 S2 小西あかねスウェーデンレポート

2020年12月3日

T O K Y O2020支援室
小西 あかね

今回は実際にスウェーデンで生活してみて、感じたこと、日本に取り入れても良さそうだなと思ったことをレポートにしてみました。

日本にいる時は仕事や練習・トレーニングなどで、家で過ごす時間が少ないのであまり考えたことがなかったのですが、今年は新型コロナウイルスの影響で、家で過ごす事が増えたと思うので、家での過ごし方について紹介したいと思います。

スウェーデンでは冬はとても日が短く、太陽の光も浴びる事が少ないのが11月頃から始まります。
スウェーデンの人々はキャンドルを焚くことが大好きです。
スウェーデンの家庭には必ずキャンドルがあります。キャンドルはリラックス効果があるので、夜にはどこの家庭でも焚いています。
どこのスーパーにもキャンドルが売っているというところが、国民に愛されているのがよくわかります。
あとはお花や環境植物が必ず飾ってあります。植物にもリラックス効果があるみたいです。

中でも1番驚いたのは1年間にカーテンを4.5回交換するところです。
私は日本でカーテンの交換どころか洗濯も大掃除の時にするぐらいだったので、とてもびっくりしましたが、シーズンによって家の中の雰囲気も一気に変えるそうです。

そうやって家に帰っても新鮮な気持ちで、家の中でも季節を感じているのと、何より衣替えをしている時が一番楽しいと言っていました。
すごい凝っている家庭ではベットカバーなども変えるらしいです。

またイベント事も大好きで、ハロウィンやクリスマスパーティーは必ずしているそうです。
イベントではなくても、週末にはホームパーティーを高頻度で開催していると言っていました。確かに私が住んでいるアパートの上の階の人達も、金曜日の夜や土曜日の夜には大きめの音楽の音が毎週のように聞こえてきています。

日本でも取り入れられても良さそうなのは、家での入浴時や寝る前にキャンドルを炊いたりして、リラックスしていきたいなと思いました。

次は、いつも私がしているトレーニングについて紹介したいと思います。
ウエイトトレーニングは3種類あり、それを日によってローテーションしています。
今回はハイクリーン、懸垂、デットリフト、ベントオーバーローを写真を撮ってきました。
ハイクリーンは全身運動で、瞬発的な筋力を鍛えるトレーニングです。

少ししゃがんだところから上に飛んだ勢いで上がってきたバーを上でキャッチします。 全身運動なので、5回やっただけでもとても疲れます。
後はバーのキャッチを失敗すると鎖骨に直撃するので、とても痛いです。

懸垂は、バーにぶら下がった状態で肩甲骨と腕の力で引いて上のバーより顎が越えるまで引きます。
トレーニングの中で、一番嫌いな種目です。高校生の頃は1回も出来ず代表合宿の測定の時には0というのが悔しくて、練習をしていましたが、なかなか出来ず苦戦していましたが、コツを掴める様になって、今では10回以上出来る様になりました。

次はデットリフトです。
デットリフトも肩甲骨周りともも裏のトレーニングです。
懸垂が苦手な理由は肩甲骨をうまく使えないからなので、このデットリフトも最初は腕で引いてしまっていましたが、今はしっかり肩甲骨で引ける様になりました。

上半身を前に倒して、引いた時に肩甲骨の間が寄っている感じが有れば正解です。
引くときに上半身が起きてしまう場合は腕で引いてしまっているので、私はそこで苦戦しました。

最後はベンチプレスです。
今回は2秒で下げて1秒で上げる「FCBP」と言うベンチプレスをしました。
普通のベンチプレスは1秒で下げて1秒で上げるのですが、今回のは下げる時にコントロールをして下げた所で2秒キープをして、1秒で上げると言う瞬発力系の筋力を鍛えます。
なので、普通のベンチプレスよりも20キロぐらい軽い重さでやります。

ベンチプレスは元々重さを持てる方でマックスで75キロぐらいは持てます。なので、これからは重さよりも瞬発的に力を発揮する練習をしていきます。

今回は主に上半身メニューの紹介でした。これらのメニューの他にも、ジャンプ系をやっています。
トレーニング後には毎回45分程バイクを漕いでいます。
一人でトレーニングをする時は自分のお気に入りの音楽を聴きながらトレーニングをしたり、45分バイクを漕ぐときは、動画を見たりしています。
そうしているとバイクを漕いでいる時間も一瞬に感じます。

この様にほぼ毎日トレーニングをしています。
今度は下半身のメニューも紹介したいと思います。

小西 あかね